Directors Initiative Session(DIS)シンポジウム

DDS-DISシンポジウムMicrophysiological system DISシンポジウムNew modality DISシンポジウムRegulation DISシンポジウム代謝・毒性 DISシンポジウム1代謝・毒性 DISシンポジウム2代謝・毒性 DISシンポジウム3有効性・安全 DISシンポジウム分析・イメージング DISシンポジウムSystems PharmacologyシンポジウムトランスポーターDISシンポジウムMPS & SP DIS合同シンポジウム

DDS-DISシンポジウム

血管を標的としたDDSの潮流

概要 臓器特異的及び疾患部位特異的な「血管透過性」の分子機序解明は、次世代の薬物送達技術開発において重要な課題である。血管の解剖学的特徴や血管内皮細胞に発現する輸送系は、臓器ごと、疾患部位ごとに異なっており、この性質を巧みに利用し操ることで、薬剤の能動的送達が可能となると考えられる。本シンポジウムでは、「血管を標的としたDDS基盤研究」に焦点を当て、血管生理学・血管工学のエキスパート、および血管透過機構に着目したDDS研究のエキスパートに参集いただき、最新の知見を講演いただく。

Microphysiological system DISシンポジウム

MPS技術による関門組織モデルの進展 (Evolution of in vitro barrier tissue models by microphysiological systems)

概要 新規技術「Microphysiological system (MPS)」は順調にその技術開発と評価が進み、企業での活用が図られている。MPS-DISは2017年に立ち上がり、1年目は概念紹介およびMPSの成功に必要な要素、すなわち「細胞の品質」および「細胞の環境」に着眼したシンポジウムを企画した。2年目は肝臓モデルを軸としてシーズとニーズの融合を図った。3年目は対象臓器を関門組織とし、アカデミアからの技術開発研究、企業からの技術活用研究に関する最新の話題提供を行うことで、MPSの更なる理解と普及につなげる。

New modality DISシンポジウム

ペプチド創薬における薬物動態研究の貢献

概要 近年、環状ペプチドなどペプチドの創薬について新たな展開が見られ、新規モダリティとしての地位を確立しつつある。本シンポジウムでは、これらの創薬研究の最先端の研究について講演いただき、薬物動態研究の貢献について検討する。

Regulation DISシンポジウム

生理学的薬物速度論モデル(Physiologically based pharmacokinetic model):医薬品開発・承認審査での活用とガイドラインの最新動向

概要 近年、生理学的薬物速度論(PBPK)モデルを適用した医薬品開発や薬事申請が増加している。PBPKモデルによる予測は、試験実施の必要性・デザイン立案、結果の解釈・応用において有用な情報を与え、適切に実施されたPBPKモデル解析の結果は、用法・用量の調節や注意喚起の根拠となり得る。このような背景を踏まえ、2018年に欧米規制当局からPBPKに関する規制文書が相次いで公表され、また本邦においてもガイドラインを作成中である。本シンポジウムでは、現在検討中の本邦のガイドラインの内容、欧米規制文書や医薬品開発におけるPBPKモデル活用の最新動向について紹介いただく。

  • Physiologically Based Pharmacokinetic Analyses-Format and Content (Final guidance, 2018/9/4)
    Guideline on the reporting of physiologically based pharmacokinetic modeling and simulation (2018/12/13)

代謝・毒性 DISシンポジウム1

皮膚における薬物動態と毒性発現(仮)

概要 皮膚は、肝臓や腎臓などの主要クリアランス臓器に比べ代謝酵素やトランスポーターの研究が立ち遅れている。親化合物または代謝物の皮膚蓄積が毒性につながっている例も報告されており、皮膚の解剖学的特徴、および薬物の分布や代謝に関わる因子を踏まえた皮膚局所の動態理解が重要である。また、皮膚は免疫反応性が高いことでも知られ、特徴的な細胞応答やシグナル経路が毒性発現の背景に潜む可能性もある。本シンポジウムでは、皮膚局所での薬物動態と毒性薬理の両面から、皮膚における毒性発現メカニズムの理解に迫る。

代謝・毒性 DISシンポジウム2

薬物代謝酵素ダウンレギュレーションのメカニズム解明とその臨床予測

概要 薬物代謝酵素の発現誘導は、核内受容体を介した転写活性化によるものが主に知られ、医薬品開発過程における酵素誘導評価において、そのガイドラインにカットオフ基準が明確化されています。一方、薬物によるダウンレギュレーションについては、詳細なメカニズムに関する知見は限定的であり、平成30年に示された「薬物間相互作用ガイドライン」においても、in vitro評価で濃度依存的なダウンレギュレーションが観察された場合は、臨床薬物相互作用試験で検討することを推奨するにとどまっています。また、生体の環境変化においても薬物代謝酵素のダウンレギュレーションにより薬物動態に影響を与えることが知られています。薬物動態を変化させるメカニズムや因子が明らかになれば、体系的なヒト予測や個別化薬物治療への応用が可能となると期待できます。そこで、本シンポジウムでは、1)どのような薬物でダウンレギュレーションが起こるのか、2)医薬品開発過程におけるダウンレギュレーションの考え方はどのようなものか、3)ダウンレギュレーションのメカニズムはどこまで研究されているかなど、薬物代謝酵素のダウンレギュレーションを予測するためのモデルやメカニズムについてお話しいただきたいと考えています。

代謝・毒性 DISシンポジウム3

中分子(beyond rule of 5)創薬を担う薬物代謝/安全性研究

概要 これまでの低分子あるいは高分子では困難な創薬ターゲットへのアプローチとして新たなモダリティであるbeyond rule of 5と称される中分子が注目されている。
そこで天然物、ぺプチド、核酸医薬品開発の動向と代謝/安全性研究のコミットメントを議論する。

有効性・安全 DISシンポジウム

薬効・診断のバイオマーカー創出へ向けたシステムバイオロジー研究の応用(仮)

概要 医薬品の開発において、臨床的アウトカムと関連した有効性・安全性のバイオマーカーの同定や高い予測性を示すシミュレーション技術の開発は、医薬品開発の成功率の向上や開発期間の短縮、治療成績の向上などにつながることが期待される。本シンポジウムでは「薬効・診断のバイオマーカー探索にシステムバイオロジー研究をいかに活用するか」を主眼に各演者から講演いただき、有用なバイオマーカーの創出に向けた議論を行う。

分析・イメージング DISシンポジウム

新規モダリティ医薬品の体内動態評価のための最新分析手法

概要 かつては医薬品といえば低分子化合物が中心であったが、近年は抗体医薬や蛋白質医薬に代表される高分子医薬品が世界の医薬品の売上の上位を占めている。また、核酸や細胞が医薬品として上市されるなど、医薬品のモダリティは急激に多様化している。このような状況に伴い、医薬品の体内動態評価に求められる分析技術も複雑且つ高度化が進んでいる。本シンポジウムでは、核酸、抗体及び細胞医薬に焦点を当て、これら体内動態評価に必要な最新分析技術並びに分析手法を紹介する。

Systems Pharmacologyシンポジウム

Systems modeling in next 10 years
– Reverse translation in combination with data-driven science –

概要 近年、製薬企業が対象とする疾患の複雑化やモダリティの多様化により,臨床予見性の不確かさが益々増してきている中,膨大な臨床データの活用や,ヒト試料を活用したreverse translation研究が積極的に行われるようになってきている。ここで得られた情報・データを如何に有効活用し,組織内薬物濃度の高精度な予測や病態の定量的因果関係の理解を深められるかが、今後の創薬・開発のbreak throughのkeyとなると考えられる。本シンポジウムでは、これまでのsystems modelingの発展・活用の歴史を概括しつつ、上記translational研究とdata scienceとの効果的な組み合わせに基づく今後のsystems modelingの展開について議論したい。

トランスポーターDISシンポジウム

トランスポーター機能・役割の統合的理解に向けて

概要 薬物や様々な化合物(生体内物質・栄養物を含む)の生体膜透過を担うトランスポーターの生理的役割や薬物動態との関連について、機能制御、機能同定、創薬研究の観点から最新の知見をご紹介いただき、トランスポーター研究の今後の展望について議論する。

MPS & SP DIS合同シンポジウム

Future and current impact of microphysiological systems with in vitro-in vivo translation(仮)

概要 近年、医薬品開発におけるモダリティは従来の低分子のみならず、ペプチド・抗体といった中・高分子や合成核酸、またウィルス・細胞にまで多様化してきている。このような背景下、臨床予測性を如何に高めて効率的且つ高質に創薬研究を進められるかが益々大きな課題となってきている。この課題を解決すべく、本年会でもmain topicsとしてとりあげているように、近年、ヒト試料(細胞、臓器)を使ってヒトの生体模倣モデルをin vitro実験系として構築する試み(Microphysiological system(MPS))や, 数理学的モデルにより記述する試み(systems modeling)が盛んに行われるようになってきた。しかしながら,生体システムへの薬剤の定量的応答性を明らかにするためには,両者の相補的利活用に基づくin vivo外挿研究(in vitro-in vivo translation)の進展が必要不可欠であると考えられる。本シンポジウムでは、現在の両研究領域の進展と課題について言及しながら、今後の両手法の効果的な利活用の在り方について議論したい。