宇宙創薬シンポジウム
開催趣旨
「21世紀は宇宙の世紀となる」と語ったのは故スティーブン・ホーキンス博士であるが、すでにNASAの計画している月面・火星移住計画や日本人が月旅行シートを全予約したニュースが世間を駆け抜け、宇宙の世紀は現実のものとなってきている。創薬活動においても宇宙環境は魅力的な実験環境であり、いくつかの研究分野においてその応用が実践され始めている。本シンポジウムでは宇宙創薬に携わる本邦第一人者らを招き、宇宙創薬の現状と実際について紹介頂くとともに、未開拓領域である宇宙環境における薬物動態学への展開についてフロアを交え議論を交わしたい。

概要
開催日時
2019年12月10日(火)9:30〜11:45
会場
A会場(2階 大ホール)
テーマ
宇宙創薬へのいざない
─「日本実験棟「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)」マウスミッション紹介と
宇宙創薬における薬物動態学への展望
代表世話人
伏木洋司(アステラス製薬株式会社)
プログラム
- オーガナイザー:伏木 洋司(アステラス製薬株式会社 研究本部 薬物動態研究所)
- オーガナイザー/座長:高橋 智(筑波大学医学医療系 トランスボーダー医学研究センター)
- 芝 大(宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門 きぼう利用センター)
- SSY-01「ISSでの小動物実験を可能とする新しいマウス実験プラットフォームの開発」
- 演者:芝 大(宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門 きぼう利用センター)
- SSY-02「第一回きぼうマウスミッション (MHU-1)の概要と成果」
- 演者:高橋 智(筑波大学医学医療系 トランスボーダー医学研究センター)
- SSY-03「重力センサー耳石前庭系に対する微小重力の影響」
- 演者:森田 啓之(岐阜大学大学院医学系研究科 神経統御学講座生理学分野)
- SSY-04「宇宙実験のCMC研究への応用 -微小重力下における中分子結晶化-」
- 演者:川添 聡一郎(アステラス製薬株式会社 製薬技術本部 創薬技術研究所)
- パネルディスカッション「宇宙環境研究における薬物動態学への期待と今後」
- ファシリテーター:伏木 洋司(アステラス製薬株式会社 研究本部 薬物動態研究所)